本日一般発売STARTです!
林 祥太郎2ndアルバ厶「GUITARRA」
アルハンブラの思い出やアストゥリアスなどのギターの名曲も入れました♪このスペイン愛の塊を皆さまと共有できれば幸いです!
[詳細] https://t.co/PtiySfo3kp pic.twitter.com/UZl3m6MiRE— 林 祥太郎 (@sho_884) 2019年4月12日
林祥太郎君の2ndアルバム「ギターラ Guitarra」、正式に発売されましたね。
実は先行発売時にもう入手していました。レビューしちゃいます!!
タイトルの意味
Guitarraはスペイン語でそのまんま「ギター」という意味。
あえてひねったタイトルを付けないところに、このアルバムへの自信、
いわゆるスペイン物のスタンダードへの挑戦意欲を感じます。
興味深い選曲
彼は
スペインの「俗」と「美」
と銘打って3月にこのCDの発売記念リサイタルを開催しましたが、
そのテーマを頭の片隅に置いて聴くと、より面白いと思います。
ガスイ、アルカス、R.S.デ・ラ・マーサ、F.タレガなどの、コンポーザーギタリストの作品では、
高度なテクニックと表現が融合し、まさに“ギターならでは”の強いインパクトを与えます。
思いっきりフラメンコテイスト、しかし特殊奏法とモダンなハーモニーが癖になる
ファリャの主題による幻想曲/F.ガスイ や、
林君が昔から愛奏している、古典的な変奏曲の
ムーア人の織物による幻想曲(ハバナのプント)/J.アルカス
は特に印象深いですね。
一方、I.アルベニス、F.M=トローバ、ルイス=ピポーの作品たち。
彼らはギターは弾かず、ピアノを使って作曲していました。
マジョルカ、レイェンダ(アストゥリアス)/I.アルベニス
ソナチネ/F.M=トローバ
歌と踊り第1番/ルイス=ピポー
これらの作品においてはより”クラシカル”に音色を使い分け、
ハーモニーの流れ、様式感を美しく描き出しています。
しかし、決して曖昧な表現にはしないところが好印象。
スペイン音楽らしい、エッジの効いたアクセントと、
こぶしの効いた歌いまわしで全曲が貫かれています。
俗の中にある美、そして美の中にある俗が、
コントラストを持ったまま音楽の中で共存している・・・そんな言葉が浮かんできました。
CD詳細情報(林君のHPに飛びます)はこちら。
https://shotaroh884.wixsite.com/shotarohayashi/discography
おすすめです!!
おわり
伊藤 亘希(いとう こうき)
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