パッヘルベルの弾いたオルガン

旅行・観光



 

昨日はエアフルトへ。
友人のお誘いで、クリスマスのオルガン演奏を聴きに行きました。

場所はここ、プレディガー教会 Prediger Kirche

ちょっと雪がちらついて寒かった・・・マイナス2,3℃くらいだったんじゃないかな?

 

 


入ると意外と奥行きがあります。

 

後ろを振り返るとオルガンが。

実はここ、

あの「パッヘルベルのカノン」のヨハン・パッヘルベルJohann Pachelbel(1653-1706)

オルガニストを務めた教会なのです。

 

上のオルガンは1648年製。

オルガン本体のパイプなどは当時の物ではないようですが、外装はそのまま。

 

 

 

ちなみに、パッヘルベルはこの地エアフルトでJ.S.バッハの父親である

ヨハン・アンブロジウス・バッハと親交があったみたいです。

J.S.バッハの父親はここエアフルトで生まれたんですよ!

なので音楽史的にもエアフルトは重要です。

音楽史がつながっていくのがリアルに感じられます。

 

 

 

 

時間があったので教会内を少し見ていました。

この教会自体は1270年頃から作られたらしくて、

14世紀以降の彫刻が多く展示されています。

もともとはドミニコ会の所有する教会だったようですがのちにプロテスタント教会になりました。

マイスター・エックハルトという中世の神秘主義者で有名な人の活動拠点だったようですが、

詳しいことは私は知らず・・・

 

 

 

 

さて、オルガン演奏。

 

こんな感じのプログラムでした。演奏は本当に素晴らしかった!!

Johann Christoph Bach(1642-1703)

 Präludium und Fuge Es-dur

Johann Sebastioan Bach(1685-1750)

 BWV 676 – Allein Gott in der Höh’ sei Ehr’

Dietrich Buxtehude (1637-1707)

 Passacaglia d-moll

Otmar Macha(1922-2007)

 Weihnachtstoccata

Johann Sebastioan Bach(1685-1750)

 BWV 659 – Nun komm der Heiden Heiland

 Präludium Es-dur BWV552

Organist: Mattias Dreißig

 

 

ギタリスト向けの話題ですが、

このバッハのBWV676 《いと高きところには神にのみ栄光あれ》、

 

 

「プレリュード、フーガ、アレグロBWV998」のアレグロと音型がそっくりなんですよね。

 

別の楽器へ改作したり同じモチーフを使うのは別に普通のことなのですが。

こうしてオルガンの演奏を聴くと自分の演奏にも影響受けそうです。(最近バロック弾いてない・・・)

 

 

エアフルトのクリスマスマーケットも見たのですが、それはまた次回!

 




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伊藤 亘希(いとう こうき)

脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。

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