作曲、指揮、指導へと活躍を広げたリスト
フランツ・リストFranz Liszt (1811-1886)は
1848年にワイマールの宮廷楽長に就任、それから晩年までこの地に住んでいました。
この時期はリストのキャリアの中では
演奏よりも作曲、指揮、指導にシフトしていった時期です。
リストにより、1835年に前身となる音楽学校が、
そして1872年に現在のフランツリスト・ワイマール音楽大学が
リストの弟子によって建学されました。
意外と質素
メインの部屋となる、音楽サロン。
思ったより質素な家だと感じました。
というのも、リストは来るもの拒まず無料でレッスンしていた
のだそうです。あまりお金や財産に興味なかったのでしょうか。
リストの所有していたベヒシュタイン。
こちらは旅行の際などに使われていた持ち運び用のピアノ。
無調のバガテル
1階は特別展示と試聴室です。
これは超絶モテていたリストを象徴する有名な絵ですね。
この背景の壁、なんかの曲のピアノロールだなぁと思ってみていたのですが
無調のバガテル(1885)でした。
これは最晩年、亡くなる1年前に作曲されています。
死の直前まで挑戦を続けるリストの探求心はすさまじいですね・・・
この作品は死後しばらくしてようやく有名になったそうですが、
当時の評価はどのようなものだったんでしょうか、気になります。
終わり
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伊藤 亘希(いとう こうき)
脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。
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