2月のことですが、また病院に急患でお世話になってしまいました…
4年ぶり2回目だよ!!
前回はこちら↓
2月のある日、友人宅にお邪魔していた時のこと。
そのアパートには茶色い老猫がいて、玄関のベンチや階段でくつろいでいます。
聞いた話によると、前の住人の飼い猫を今の住人が引き継いでるらしい。そんなことあるのか。
—
この日もその老猫はちょこんと座っていました。階段の踊り場で家主を待っています。
猫に見惚れながら階段を下りていたら、階段で滑って
左足をグキッと逆方向に曲げてしまいました。
「あ、やっちゃったかな」
って思ったのですが、幸いその時はあまり痛まず、
普通に歩いて帰ってこれたのでした。
まあ、軽い捻挫だろう。
—
深夜、寝る前に左足を観察。
「湿布、古くなってたから捨てちゃったんだよなー…」
と思いながら左足を触っていると、「ピキッ」と鋭い痛みが。
「あ、これやっちゃった!? やっちゃったわーうわー」
腫れていくくるぶし。滲み出る汗。
何だかわからないけど「やっちゃった」のは確か。
そのまま1時間くらい放置していましたが、
到底寝れそうもない。動けない。
もしかして腱がやられてる…?それとも折れてる…?
朝まで待たずに、今病院行くか…?
ここでやっと病院に行くことを決意。
片足で移動しながら、一緒に住んでいるアフリカ人A君を起こす。
「ア、アイニードユアヘルプ」
肩を借りながら、ゆっくり階段を下りてタクシーへと向かったのでした。
A君の腕の頼もしさよ…本当にありがとう。
—
ワイマール郊外の病院に到着。静かで薄暗い。
ビニール製の冷たいベッドに乗せられる。
優しそうな看護師のおばちゃんが来る。
「痛い?」
「かなり痛いです…」
「ちょっと待ってね」
彼女は青いゼリー状の保冷剤(常温)を左足に乗せてくれました。
幸い、医師もすぐに来てくれました。
「このご時世だからPCR検査をやらなきゃいけないんだよ!ちょっと我慢してね」
と言われて、鼻に細長い綿棒みたいなやつを入れられました。
そんなの痒い程度にしか思わないくらい、足からは相変わらず激痛。
左足を中心に、全身の血管が脈打ってる感じ。
高校生の時に鎖骨を骨折したことがあるのですが、その時と同じか、超える痛さ。
青いゼリー状の保冷剤(常温)を見た医師。
「これ常温じゃね?」
「冷蔵庫に入ってなかったのよ」
痛みを訴える私。
「今痛み止め持ってきますね」
やった!痛み止めの錠剤をもらってすぐに飲みました。
その後、簡易的なレントゲンを撮ってもらう。
手術とかになるのかな…まあ入院だろうな…
こういう怪我の経験ないから、何もわからん。
—
30分後、医師が一言。
「何も異常ないから帰ってね」
え!????こんな痛いのに何も異常なし!???
「え、本当ですか?本当に異常ないんですか!?」
ベッドから動けない私。しかも深夜2時。
「帰る方法がないんですけど!」
「うーん、でも入院させてあげられないし、できることはないなぁ」
交渉の末…
朝までここに寝てていいことになりました。
病院の薄暗い廊下に、ベッドごと移動。
足は相変わらず痛いまま。
あんまり私が痛がるので、見かねた医師が強い痛み止め(点滴)を処置してくれました。
これが効いたのか、1時間後には少し痛みが引いてくる。
—
そして、朝5時。
医師「タクシー呼んでおくよ」
片足で立ちあがる私。相変わらず、左足は触れただけで激痛。
とても体重を乗せられそうもない。
「大丈夫だから、あなたの足どこも怪我してないから!ほら、立ってみて!」
「無理です!」
「痛くないから!気のせいだから!」
「いや無理だって!痛いって言ってるじゃん!(気のせいってなんだよ…)」
めっちゃかっこ悪いですが、この時は本当に痛かったんです…信じてください…
タクシーに乗せられて帰宅したのでした…
—
家に着いて数時間。
痛かったものの、なんとか少し仮眠をとることができました。
ちなみにその後嘘みたいなスピードで回復。
2日後には普通に歩けるように。
確かに、医師の言う通り、何も異常なかった…でも本当に痛かった…
というわけで、泣きそうになりながら
「これはブログネタにせざるを得ない…」
と思って病院で必死に撮った1枚が
この写真でした。
まとめ
猫を見ながら階段を降りない!
以上!!
おわり
伊藤 亘希(いとう こうき)
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