一時帰国コンサートin市川、終演しました。
会場はこちら、千葉県市川市の青ねこサロン(青山ビル4F)。
こんな素敵なサロンで演奏できて幸せです。
プログラムはこちら。
H.ヴィラ=ロボス Heitor Villa-Lobos(1887-1959)
5つの前奏曲より第5番
「社交界への讃歌・リオの劇場へ向かう少年少女たち」
G.レゴンディ Giulio Regondi(1822-1872)
ロンド・カプリス「村の祭り」Op.20
F.ソル(1778-1839)
幻想曲第7番Op.30 Siete Fantaisie(1828)
序奏 Introduction
主題と変奏 Thema and Variation
アレグレット Allegretto
武満徹(1930-1996)
すべては薄明のなかで~ギターのための4つの小品 All in Twilight
アントニオ・ホセ Antonio JoséMartínez Palacios(1902-1936)
ソナタ Sonata para Guitarra(1933)
Ⅰ.アレグロ・モデラート Allegro moderato
Ⅱ.メヌエット Minueto
Ⅲ.悲しきパバーナ Pavana Triste
Ⅳ.終曲 Final
まだまだうまくいかない部分もあるものの、
全体としては今やりたいことをやり切った満足感でいっぱいです。
特に武満とアントニオ・ホセは、けっこう珍しい弾き方をしましたがそれに関しても
良い感想をいただけました。
あとMCもけっこう良かったみたいでホッとしました(笑)
変わったこと、変わらないこと
今回の一時帰国では1か月半で計4か所+αコンサートをさせていただきました。
青葉台、
大阪、
御茶ノ水、
市川。
(それから、発表会のゲスト演奏など)
いろいろ感想をいただけて本当に嬉しいのですが、
「ただ勉強してきた、というだけじゃない何かを演奏から感じた」
という感想がとても印象に残っています。
何が、というのは難しく、まだ言葉にできないのですが・・・
(日本の)師匠や他のギタリストのコンサートを聞いたり、
話したりする中で、
自分の目指している演奏スタイルが良くも悪くも変わっていない、
ということを実感しました。
ただただ音楽に集中して、洗練させていく、
今の私にはそれだけが大事なんだと思いました。
変わらずに、進化し続けることが私の理想です。
「誰かの真似じゃなく、自分の演奏の核となるものを見つけてきなさい」
と、とある方が私に言ってくださったことを忘れずに、
留学生活を送りたいと思います。
月並みな言葉ですが、
たくさんの方々に支えてもらって、今の私があることを本当に実感しています。
ありがとうございます!
また来年お会いしましょう!
しばらく日本酒飲めないので飲み納め。(くどき上手)
水曜朝のフライトでドイツ帰ります。
伊藤 亘希(いとう こうき)
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コメント
コンサート、凄く良かったです。素人のつたない感想ですが、まだ(4月2日になっても)興奮覚めやらず状態なので書かせていただきました。いきなりの曲の始まりに、「あ、伊藤先生の音だ」 と感動し、しかもより華やかに艶っぽくなられて聴いていて、ゾクゾクしました。特に印象に残ったのは、アントニオ・ホセのソナタⅢ.悲しきパバーヌでした。曲の途中から景色がみえました。水墨画ではなく、グレーの平原にポツンポツンと黒い針葉樹、遠くに黒い森。 もうメロディは浮かびませんが、風景はしっかり覚えています。 変な感想、長々と申し訳ありません。お身体に気をつけて。また進化した伊藤先生の音楽に会える日を楽しみにしています。
松下さま コメントの仕様に疎くてコメントに気づかず、返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
悲しきパバーナ、印象に残るメロディーで、私もとても好きな曲です。そのような感想を持っていただけて、本当に演奏家冥利に尽きる、という気持ちです。ありがとうございます。
また次の帰国コンサートは来年春ごろになるかと思います!