この画像は座学系の授業が行われるアムホルンAm Hornという校舎です。(冬)
旧ブログでも書いていましたが、
こっちのブログでも授業について紹介していきます!
まずは音楽史Musikgechichte。
2年かけてじっくりと
私は日本の音大を出ていないので、日本がどうだかわかりませんが・・・
曲を流し、その曲や時代背景を先生が壇上で喋る、という形式です。
音楽史Ⅰから音楽史Ⅳまであり、それぞれ半年ずつです。
Ⅰ モンテヴェルディまで
Ⅱ モンテヴェルディからJ.S.バッハまで
Ⅲ 古典派から後期ロマン派くらいまで
Ⅳ 20世紀以降
っていう感じで分かれています。
Ⅰはまだ受講していません。
モンテヴェルディが出てくるまで、で半年も使っちゃうのが
なかなか興味深いですね。どんな内容なのか楽しみ。
ほとんどの人は2年(半年×4)かけて全ての授業に出席します。
(1学期に2つ受講することも可能なので、ショートカットもできます)
口頭試験
ここまでは普通なのですが、問題は試験。
Ⅰ~Ⅳすべてを受講し終わったら試験があります。
試験は口頭試験です。
先生が何か曲の録音を流します。
その曲の形式、特徴や時代背景についてドイツ語で解説しなければなりません。
選曲は上記のⅠ~Ⅳ、あらゆる時代から。かなり準備が大変です。。。
(ただし、最近カリキュラム変わって、一気に全部試験ではなくなりました)
けっこう試験で不合格になる人が多いって聞きます。
不合格でも追試があるんですけどね。
日本の大学は、
試験で単位を落としたら最初から授業取り直し、
というシステムなので、それよりもある意味優しいです。
留年というシステムもないですし。
筆記試験ももちろんありますが、日本に比べると
筆記試験より口頭試験を重視している・・・ように思えて興味深いです。
終わり
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伊藤 亘希(いとう こうき)
脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。
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