和声(授業について)



そろそろテスト週間が近づいてきました。

今ゼメが終わる前に、和声の授業について色々紹介していこうと思います。
日本の音大との大きな違いは、

 

①少人数
6人1グループで授業します。私のクラスはドイツ語がまだまだ話せない人もいるのですが(私も)、
先生はかなり辛抱強く教えてくれます・・・(笑)

②記号表記の違い
和声は日本のⅠⅣⅤといった和声記号はほとんど使わずに機能和声(TSDT)か通奏低音表記を使います。
日本の芸大和声は一応基礎を勉強しましたが、学ぶ順番が根本的に違う感じです。

③実際の曲が教材
日本の音大だと課題の曲に伴奏をつけたり、聴音も聴音用の課題がありますが、
ドイツでは何らかの有名な曲を題材にすることが多いです。
さらに、例えば歌曲だと、
歌詞に対してどのように作曲者がアプローチしているか、というところまで踏み込んで
ディスカッションするので、いつも新しい発見があります。
とにかく「実践的」だなぁと思います。

 

 

いよいよ来週と再来週に試験なのですが、筆記と口頭があります。

筆記試験は
・バッハのコラールへの和声付け
・ある調からある調への転調を含んだ曲を作曲する
・和音、旋律、実際の楽曲を聴いて書き取る(例えば何かのオペラのアリアの冒頭8小節など)

 

口頭試験は
・新曲視唱

・提示されたリズムを叩く

・提示されたカデンツをピアノで弾く

・和音の種類を言い当てる

・短い曲(歌曲)について構造や和声を口頭で説明

など・・・

 

筆記は問題ないですが、口頭のほうがきついです。。。

ここで気づいたことを無駄にはせずに、ギター曲へのアプローチに
活かしていこうと思います。



The following two tabs change content below.

伊藤 亘希(いとう こうき)

脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました