アイゼナハおすすめスポット紹介~ヴァートブルク城~

旅行・観光



誰もいないハイキングコース


さて、山道を1時間ほど登って行きます。
google mapを頼りに進む。。。

この坂を上り始めていきなり滑りやすい道に遭遇したので、注意!

こういう看板や、木に記された「△」の矢印を見て進んでいきました。

google mapなかったらもっと迷ってたかも。

岩の壁を沿う感じのところもあり・・・

天気も悪くてほの暗い・・・

いや、怖いって・・・

 

見えた!

結局1時間15分くらい山道を歩いて着きました。

城の手前までは、人とすれ違うことはほとんどありませんでした。

きっと普通は使わないルートなのだろう・・・

何はともあれ楽しかった。

 




ここは1067年に建造マインフランク地域の伯爵、
ルードヴィッヒ・デン・シュプリンガーによって建造されたそう。
つまり1000年近くの歴史があります。

建築に使用された石は70%は建造された当初のまま、残り30%は
19世紀に再建された際のものだそうです。

受付を通って(大人10€、写真撮影許可は2€かかります)、ガイドツアーに参加。

 

印象的な石柱


それぞれの石柱の上下に美しい装飾が施されています。


鷲、ライオンはどちらも、権力の象徴です。

上の重量感のある木組の天井は去年行ったエルツ城を思い出しますね・・・

 

歌の間


ワーグナーの「タンホイザー」で歌合戦をするシーンがあるのですが、
それはこのヴァートブルク城の劇場に伝わる伝説
「ヴァートブルクの歌合戦」に由来しています。

 

舞台は13世紀、6人の歌手が歌合戦のために集まり、

敗者は絞首刑という条件で(厳しすぎる・・・)歌合戦をしました。

他の歌手が主催した領主をたたえる歌を歌ったのに対し、

一人だけハインリッヒ・フォン・オフターディンゲン

自国のオーストリア大公を称賛する歌を披露して反感を買い、敗者に決定するが、

オフターディンゲンは自身の狡猾さで事態を切り抜ける・・・といったお話です。

 

タンホイザーの劇中では歌のテーマが「愛について」に置き換えられていますね。

 

 

ルターの部屋



マルティン・ルターはザクセン選帝侯フリードリヒにかくまわれている

9か月間の間に、ここで聖書をドイツ語翻訳したそうです。

 

ところで、ここに来るまでの山中に

こんな「L」という文字のしるしを何度も見かけました。これが記してある道が

ルターの道です。

ルターが歩いてきた足跡を自分もいま歩いているのか・・・

 

この部屋の使用目的はよくわからなかったのですが、

真ん中に飾ってあるお皿、アンダルシアの陶器じゃん!

と一人でテンション上がっていました。

 

所蔵品


その他、ガラスのモザイクが壁一面に施された部屋や、祝宴の間などがあります。

 

後半は所蔵品の展示になっていて、12世紀から19世紀までの
様々な絵画や彫刻、日用品などが展示されていて面白いですよ。

ギテルン!(Hans Ott作、1450年頃)
ギテルンはルネサンス4コースギターよりさらに前、中世の時代の楽器で、

13世紀ごろから使われていた記録があるようです。

こんなところで出会えるとは・・・

この隣にルネサンスリュートも展示されてました。

 

帰りは雨も降っていたし、寒かったのでバスで下山

 

城→バス停のシャトルバスに乗ってヴァートブルクの駐車場まで戻り、

さらにそのバス停からアイゼナハ中央駅までのバスに乗ります。(2018年8月現在:毎時25分発です)

 

街中に着いたら腹ごしらえをし、最後の目的地へいくぞー!

 



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伊藤 亘希(いとう こうき)

脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。

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