チェロ:酒井淳 Atsushi Sakai、フォルテピアノ:渡邊順生 Yoshio Watanabe


プログラムはすべてL.V.ベートーヴェンによるチェロのための作品。
ホフマン(1795年製)とシュトライヒャー(1815年製)、2台のピアノを使い分けていました。
フォルテピアノ、なんて色彩豊かな楽器なのだろう。
生で聴いてあらためてこの楽器の魅力に気づかされました。
透明感のある豊かな倍音、そしてアタックの強さによって大胆に変化する音色が、
ベートーヴェンの音楽により一層立体感を与えているように感じました。
低音〜高音で広く音域を使うクライマックスの箇所などは、
まるでティンパニと金管が聴こえてくるかのよう。
想像力を掻き立てられます。

シュトライヒャーの方は4つもペダルがあり、おそらく色々な場面で使ってたかと思います。(見えませんでした)
タッチのコントロール難しいんだろうなぁ…
渡邊順生さん、さすがの構築力で説得力のある演奏でした。
もちろんチェリストの酒井淳さんも素晴らしかった!
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伊藤 亘希(いとう こうき)
脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。
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