今週末は
Udo Zimmermann作曲の(Wolfgang Willaschekのテキストによる)
Weiße Rose(白いバラ)というオペラを見に行きました。
ここフランツリスト音楽大学の学生による企画、上演です。
若き活動家
Hans Scholl(ハンス・ショール)とSophie Scholl(ゾフィー・ショール)という学生の兄妹。
彼らはナチスドイツの独裁政権、反ユダヤ主義に反抗して、
キリスト教の人道的な教えを信奉し、
ミュンヘンの大学でWeiße Rose(白いバラ)という抗議活動を始めました。
この兄妹は1943年、ミュンヘン大学で6度目のビラ撒きを行った際に逮捕され、
他の活動者とともにギロチンで処刑されています。
このとき妹のSophieは21歳という若さで亡くなりました。
とても痛ましい話です。
Belvedere宮殿にあるStudiotheather
演者はHansとSophieを演じる2人のみで、
舞台演出も簡素ですが、
2人の繊細な表現、息遣い、微妙な表情の変化といったところが
その簡素さにより逆に強調されていて、とても緊張感のある舞台でした。
セリフも多く、短い時間ながら出演者は相当の集中力を使ったと思います。。。
テキストの内容は両親にあてた手紙や日記がベースになっているでしょうが、
やや抽象的で、自由への渇望、そして絶望が入り混じっています。
ちなみにSophie役は林佑子さん。(ダブルキャストで、2日間出演していました)
大学関連のコンサートで何度も聴いていますが、
いつにもまして歌唱力、表現力を堪能できました!!
大学の公式facebookページに写真がありますね。
自分では写真を撮っていないので、リンクしておきます。
関係ないけど、帰りに友人のリクエストで超久々に外食!
Indiaというカレー屋でほうれん草とラムのカレーをいただきました。
めっちゃ美味しいです。ナンおかわりし放題です。
今後もいろいろイベントが多いので、更新頑張ります!
終わり
伊藤 亘希(いとう こうき)
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