私がドイツに来るまで【1】フォークソングを弾いていたあの頃

自分のこと



今回から5回くらいに分けて、自分がギターを始めたきっかけ、
その後どのようにして今の自分があるか、を好き勝手に書いていきたいと思います。

 

 

初めて触ったギターは・・・


最初にギターに触ったのは小学3年生くらいだったかな。

そのころの私。

 

 

父親がゴミ捨て場からクラシックギターを拾ってきて、
割りばしでナットを作って修理し、弾き始めました。
(とか書くとめっちゃ貧乏だったと思われますが、そんなことないです。家族仲もよく、普通の一般家庭でした!)

 

そう、以外にもクラシックギターだったのです!
阿部ガットギター、というラベルが貼ってあったのを覚えています。

 

父親はいわゆる「歌本」を使って、
かぐや姫、甲斐バンド、グレープ(さだまさしの所属していたグループです)
などをよく歌っていました。父親はかなり歌上手かったなぁ・・・
また、禁じられた遊びの前半部分も弾いてたのを覚えています。
(禁じられた遊びの後半部分の存在を知るのは中学生になってからです。笑)

 

あ、「歌本」ってご存知ですか?
ポップスの歌詞とコードが何百曲も載っている冊子です。
巻末にはコード表が載ってます。
昭和の学生はこれを使ってみんなで即席カラオケを楽しんでいたとか・・・
ギターうまい人は重宝されてたでしょうね!

 

というわけで兄と一緒に、見様見真似でギターを練習し始めました。
最初は「歌本」で父のやっていた曲を真似して弾いて・・・
たしか最初に弾けるようになった曲は
かぐや姫の「神田川」です。
(その後父親は普通のアコギも買ってきました)

 

そのころはポップス界は小室ファミリー全盛期だったような気がしますが、
一切目もくれず、中島みゆきとかを聴いていました。

 

ただ、あまり歌は得意ではなくて、
次第にギターを弾くだけで満足するようになっていきました。

 

 

音楽の授業が好きだった


当時私は楽器が大好きでした。

 

2つ上の兄のリコーダーを借りてリコーダーを練習し、
3年生になってリコーダーが支給される頃にはもう指使いを完璧に覚えている
という変な子供でした。

 

音楽の授業も大好きで、何の曲をやったか、今でもよく覚えています。

 

授業でビゼーの「ファランドール」を聴いたときに

先生「「王様の行進」のメロディーと「馬」のメロディーがありますね。
最後に同じメロディーが同時に演奏されるとどうなるかな?」
私「王様のほうは最後長調になって出てくるから同じメロディーとは言えないんじゃないかな?」

とか考えてた思い出。なんか自然と音符も読めるようになってて、調性の仕組みも理解してました。

 

なのになぜピアノを習わなかったのか・・・
うーん、なんでなんでしょうね。
母親は習わせたかったらしいですが、父親は反対したらしいです。

 

その代わり空手をやっていて、そのおかげで
だいぶ礼儀正しく、大人しくなりました。やってなかったら今も落ち着きのない人だったかも(笑)

 

この状況が中学に入る少し前まで続きます。
当時はまだクラシックギターのCD1枚すら持っていませんでした・・・

 

 

続く



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伊藤 亘希(いとう こうき)

脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。

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