またしばらく何も書けていなかったので…最近のことをまとめて投稿していきます。
今年も糸川可純さんとのギター&ハープのコンサート、題して「弦で描く 音の情景」は東京公演、大阪公演ともに盛況にて終演しました。皆様ありがとうございました。

今回の曲目。
あらためてサティ、ドビュッシー、ラヴェル、クレンジャンスとフランス物に特化したプログラム構成にしました。全体の流れも好評でとても嬉しく思います。特にサティ「ジムノペディ第1番、グノシエンヌ第1番」の二重奏で演奏を始めるアイデアは、我ながら上手くいったかと。
ヴァシリエフは昔から機会があるごとに弾いている作曲家です。祖国ロシア(シベリア生まれ)に根差した音楽性であり、古典的な形式にこだわりを持って取り組んでいるように思います。今回演奏した「2つの映像」はハープとギターの両方の持ち味を生かした良作だと思っています。是非再演したい曲です。
冨山詩曜さんの「静かな月」も、気に入ったというご感想を多くいただけました。
ラヴェルの「悲しい鳥たち」「道化師の朝の歌」は自編です。お互いにとってかなり挑戦となる曲でした。それぞれギターらしいモチーフ、ハープらしいモチーフがあり編曲のイメージはすぐに出来上がったのですが、技術的に難しい…!ハープはペダルの連続、ギターは複雑な和音の連続。本番は上手くいきましたが、色々気づいたところもあるので改訂版を作りたいとも思います。
東京公演の様子は山田泰三さんに写真、動画を撮っていただきました。ありがとうございます!





ダイジェスト動画もあるのでご覧ください。
大阪公演の様子は川島舞さんに撮っていただきました。ありがとうございます!



来年は、また違った形で皆様にお届けできると思います。
お楽しみに!
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伊藤 亘希(いとう こうき)
脱サラ系クラシックギタリスト、ドイツへ行く。
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